“こおど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雀躍61.6%
小躍26.0%
小踊5.5%
雀踊4.1%
小跳2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大隅は雀躍こおどりして喜んだ。いよいよ問題の解ける機会が来た。佐々砲弾が出てくれるなら、よもや話の分らぬことはあるまい。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あられだ、霰が降って来た。」と大きな声でいって、喜んで小躍こおどりした。而して、直様すぐさま戸外に駆け出して、霰だ。霰だ。といって走っていた。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今日の晴を待ちつけた農家は、小踊こおどりして、麦うちをはじめた。東でもばた/\、西でもばったばた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
こういうものがこの番所の手に入ったのは、実にどうも天佑とも天助ともいいようのない次第で、吟味方はもちろん無足むそく同心のはてまで雀踊こおどりをして喜んだ。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
事務長が出て行くと、葉子は子供のように足なみ軽く小さな船室の中を小跳こおどりして飛び回った。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)