雀踊こおど)” の例文
「……ううい。ああ、なんとよい眺めだ、絶景絶景。腹の虫も雀踊こおどりしおるわ。……待て待て、まだまいるぞ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こういうものがこの番所の手に入ったのは、実にどうも天佑とも天助ともいいようのない次第で、吟味方はもちろん無足むそく同心のはてまで雀踊こおどりをして喜んだ。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
万吉は雀踊こおどりしたい気もちを抑えて、幾たびも、鴻山の手紙についてきた、周馬の筆跡をみつめた。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
といってやると、李逵は雀踊こおどりして
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)