“雀踊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こおど60.0%
こをど20.0%
こをどり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……ううい。ああ、なんとよい眺めだ、絶景絶景。腹の虫も雀踊こおどりしおるわ。……待て待て、まだまいるぞ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神経衰弱の療養のために春頃から池部の家に滞在してゐたが、池部の土蔵に封建時代の様々な記録が残つてゐるといふことを聞くと彼は雀踊こをどりして、以来それらの書類の渉漁に寧日ない有様だつた。
夜の奇蹟 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
物語り然れば明後日はかねて本望ほんまう成就じやうじゆ仕つらんと云けるにお花は元來友次郎も雀踊こをどりして喜びこれひとへに大岡殿の仁心じんしんより出る處なりと南の方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)