“流盻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながしめ66.7%
しりめ26.7%
よこめ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それはナ天下の権を握つたら愉快だらうが、」と懸賞小説家は流盻ながしめに冷笑しつ。「君等きみたちのやうな壮士の仲間入りは感服しないナ。」
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
打悄うちしおれた、残んの嫁菜花よめなの薄紫、浅葱あさぎのように目に淡い、藤色縮緬ちりめんの二枚着で、姿の寂しい、二十はたちばかりの若い芸者を流盻しりめに掛けつつ
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と言つて、ちよつと校長に流盻よこめれた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)