“流布”の読み方と例文
読み方割合
るふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「けしからん記事だ。あの社説内容のでどころは、わしにはちゃんと分っている。誰があんな社説を流布るふしたか、わしは知っている」
四次元漂流 (新字新仮名) / 海野十三(著)
食糧問題をこれに関聯せしめ、闇取引の助長をはかり、悪徳を流布るふして、工員の愛国心、正義心を破壊するために全力を尽しております
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
みだりに奇怪の風説を流布るふしたということになると、どんな御咎めを受けるか判らないので、勘次も女房も真っ蒼になった。
半七捕物帳:18 槍突き (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)