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『貧書生』
ふりがな文庫
『
貧書生
(
ひんしょせい
)
』
「やい亀井、何しおる?何ぢや、懸賞小説ぢや——ふッふッ、」と宛も馬鹿にしたやうに冷笑つたはズングリと肥つた二十四五の鬚毿々の書生で、垢染みて膩光りのする綿の喰出した褞袍に纏まつてゴロリと肱枕をしつゝ、板のやうな掛蒲団を袷の上に被つて禿筆を噛 …
著者
内田魯庵
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
在
(
ゐ
)
纏
(
くる
)
丈夫
(
をとこ
)
傍
(
かたは
)
奈何
(
どち
)
宛
(
さ
)
撫
(
さず
)
冷笑
(
せゝらわら
)
汝
(
きさま
)
瞞着
(
まやかし
)
少
(
ちつ
)
仰
(
おつ
)
商売
(
あきなひ
)
待
(
たい
)
担
(
かつい
)
間
(
ひま
)
勃
(
むつく
)
呀
(
おや
)
妙
(
おつ
)
尚
(
ま
)
追付
(
おつゝ
)
三箇
(
みつゝ
)
在
(
ざい
)
所為
(
まね
)
揺
(
うご
)
泡沫
(
あぶく
)
矢張
(
やつぱり
)
石鹸
(
シヤボン
)
許
(
とこ
)
交
(
ま
)
咄
(
ばなし
)
如何
(
どう
)
悉皆
(
みんな
)
故
(
わざ
)
為
(
た
)
猶
(
ま
)
痩
(
やつ
)
白竜
(
はくりゆう
)
褪
(
は
)
足
(
たし
)
蹌
(
うづく
)
遣
(
よこ
)
鮪
(
まぐら
)
一百
(
いつそく
)
些
(
ちつ
)
伸
(
のび
)
余程
(
よつぽど
)
千住
(
せんじゆ
)
口辺
(
くちもと
)
吐
(
ぬ
)
奈何
(
どう
)
客
(
かく
)
待
(
まつ
)
欺瞞
(
いかさま
)
煤
(
くす
)
略
(
ほ
)
瞻
(
みつ
)
種
(
しゆ
)
銅
(
あかゞね
)
饒舌
(
しやべ
)
一貝
(
ひとかひ
)
万歳
(
まんざい
)
上目
(
うはめ
)
九星
(
きうせい
)
予且
(
よしよ
)
功名
(
こうみやう
)
升
(
ます
)
君等
(
きみたち
)
呆気
(
あつけ
)
定
(
きま
)
己
(
おれ
)
幇間
(
たいこもち
)
平凡
(
へぼ
)
年輩
(
としごろ
)
成立
(
なりたち
)
所得
(
まうけ
)
抱巻
(
かひまき
)
握
(
つか
)
故郷
(
くに
)
方面
(
はうめん
)
此前
(
このぜん
)
無図
(
むづ
)
独
(
ひとり
)
相間
(
あひま
)
真摯
(
まじめ
)
眤
(
じつ
)
竜脳
(
りゆうなう
)
胼
(
ひゞ
)
膝組
(
ひざぐみ
)
袷
(
あはせ
)
資本
(
もと
)
賭博
(
ばくち
)
較
(
や
)
鞭
(
むちう
)
顧盻
(
ふりかへ
)
顴骨
(
くわんこつ
)
魚服
(
ぎよふく
)
三月
(
みつき
)
交際
(
つきあ
)
仝
(
おな
)