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顴骨
ふりがな文庫
“顴骨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんこつ
63.6%
くわんこつ
18.2%
けんこつ
9.1%
ほおぼね
3.0%
ほほぼね
3.0%
カンコツ
3.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんこつ
(逆引き)
栄介は憮然として
顴骨
(
かんこつ
)
のあたりを押えた。城介も顴骨が出ていたが、栄介もそうだ。近頃痩せたと見え、ことにそれが目立つ。
狂い凧
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
顴骨(かんこつ)の例文をもっと
(21作品)
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くわんこつ
(逆引き)
私がやつと湿つぽい蒲団から首を出すと、「高等乞食」は、その
顴骨
(
くわんこつ
)
が突出た顔を私とおみくじ屋とへかはるがはる向けて
大凶の籤
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
顴骨(くわんこつ)の例文をもっと
(6作品)
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けんこつ
(逆引き)
眼の大きく見えるのは、肉の落ちてゐるからであらう。左の頬にある大きな
黒子
(
ほくろ
)
は、その時でもはつきり見えた。その上
顴骨
(
けんこつ
)
が高い。
孤独地獄
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
顴骨(けんこつ)の例文をもっと
(3作品)
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ほおぼね
(逆引き)
彼はかなり背が高くて、生き生きとした顔に、
顴骨
(
ほおぼね
)
が広く、聡明らしい注意深い眼は細くて
鳶色
(
とびいろ
)
をしている。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
顴骨(ほおぼね)の例文をもっと
(1作品)
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ほほぼね
(逆引き)
顴骨
(
ほほぼね
)
の高い、疲労の色を湛へた、大きい眼のどんよりとした顔に、唇だけが際立つて紅かつた。其口が
例外
(
なみはづ
)
れに大きくて、
欠呻
(
あくび
)
をする度に、
鉄漿
(
おはぐろ
)
の剥げた歯が醜い。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
顴骨(ほほぼね)の例文をもっと
(1作品)
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カンコツ
(逆引き)
顴骨
(
カンコツ
)
が高い角丸の、眼の大きくない顔で、よく往来を歩いていました。沙漠に生える
蕁草
(
いらくさ
)
のように背の低いがっちりさです、かたくて。
獄中への手紙:12 一九四五年(昭和二十年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
顴骨(カンコツ)の例文をもっと
(1作品)
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“顴骨”の意味
《名詞》
顴骨 (かんこつ、けんこつ)
ほおぼね。
(出典:Wiktionary)
顴
漢検1級
部首:⾴
26画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“顴骨”のふりがなが多い著者
田中英光
武田麟太郎
金史良
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
三上於菟吉
小栗虫太郎
梅崎春生
中島敦
甲賀三郎
内田魯庵