顴骨けんこつ)” の例文
眼の大きく見えるのは、肉の落ちてゐるからであらう。左の頬にある大きな黒子ほくろは、その時でもはつきり見えた。その上顴骨けんこつが高い。
孤独地獄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
顴骨けんこつ高くなく骨腫弱なると十五、六の女の頭蓋骨なることを認め、心の内で貞子の頭蓋骨も此位のものであろうと思いました。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
赤羽主任は、唇をヒクヒクと痙攣けいれんさせ、顴骨けんこつの筋肉をこわばらせながら、主人に訊ねた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)