“ほおぼね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頬骨97.3%
顴骨2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弥平は、頬骨ほおぼねの突き出た白髪の頭をお婆さん方へ寄せた。けれども、お婆さんは、まぶしそうに眼を開いたまま何も答えなかった。
蜜柑 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
ことさららしく顔をしかめているのに、みなの頬骨ほおぼねのうえのところに美しい血の色がさし、さながら輝きだすようにさえ見えるのである。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
彼はかなり背が高くて、生き生きとした顔に、顴骨ほおぼねが広く、聡明らしい注意深い眼は細くて鳶色とびいろをしている。