『蜜柑(みかん)』
お婆さんはもう我慢がしきれなくなって来た。けれども彼女は、しばらくの間を薄い襤褸布団の中で、ただ、もじもじしていた。 厚い板戸を隔てた台所の囲炉裏端では、誰か客があるらしく、しきりと太い話し声がやりとりされている。折々大きな笑い声も洩れて来 …
作品に特徴的な語句
大(お) 父(おど) 汝(にし) 首(くびた) 食(か) 撰(と) 甦(いきげ) 緘(ふう) 辛(つれ) 厭(や) 温(あった) 大変(おっかねえ) 婆様(ばんさま) 新田(にいだ) 若(わけ) 呉(け) 老(お) 嗄(しゃが) 展(ひろ) 掩(お) 此方(こっち) 爺様(じんつぁま) 下(くだ) 力(つと) 婆(ばば) 帰(けえ) 廉(やす) 正午(おひる) 無(ね) 眼叩(まばた) 籠(こ) 縮(ちぢ) 言(ごと) 蹲(しゃが) 辺(へん) 霞(かす) 静寂(せいじゃく) 飴玉(あめっこ) 一入(ひとしお) 丼(どんぶり) 仄(ほの) 伜(せがれ) 低声(こごえ) 余韻(よいん) 促(うなが) 俺家(おらえ) 呟(つぶや) 咽喉(のど) 嚥(の) 土瓶(どびん) 垢切(あかぎれ) 垢染(あかじ) 婿(むこ) 嫁御(よめご) 室(へや) 寂寞(せきばく) 寂寥(せきりょう) 嵌(は) 布片(きれ) 患(わずら) 慥(たし) 懐(ふところ) 手綱(たづな) 拵(こしら) 搾(しぼ) 日向(ひなた) 杜絶(とだ) 来春(らいはる) 欷(すす) 歪(ゆが) 毛繕(けづくろ) 泣(な) 洟(はな) 涙滴(るいてき) 潤(うる) 犇々(ひしひし) 独(ひと) 独身(ひとりみ) 玄(くろ) 田畑(たはた) 皸(ひび) 眩(まぶ) 睫毛(まつげ) 瞼(まぶた) 祟(たた) 稲鳰(いなにお) 穫(と) 窶(やつ) 立(た) 節(ふし) 節々(ふしぶし) 篠竹(しのだけ) 粥(かゆ) 粥鍋(かゆなべ) 紐(ひも) 繁叩(しばたた) 繰(く) 纒(まと) 罩(こ) 美味(うま)
題名が同じ作品
蜜柑 (新字新仮名)/ 芥川竜之介 (著)
蜜柑 (新字旧仮名)/ 芥川竜之介 (著)
蜜柑 (旧字旧仮名)/ 芥川竜之介 (著)