“俺家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おらえ44.4%
おらい22.2%
おらがうち11.1%
おらぢ11.1%
おれんとこ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほんでえ、俺家おらえ婆様ばんさまにも豆買いでもさせんべかな。」とお婆さんのせがれの治助は笑いながら言った。
蜜柑 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
俺家おらいのなもこの位あるぢゃぃ。」
十月の末 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「なんでもいいから早く出して来う。俺家おらがうちは、代々だいだい駆落者かけおちものなんか出したことのねえ家だ。犬共め!」
栗の花の咲くころ (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「そんでも俺家おらぢのおとつゝあ甘藷さつまつたなんてゆふんぢやねえぞつてつたんだ」與吉よきちびるやうな容子ようすでいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
炭を買うからすこしばかり貸せといったら一俵位なら俺家おれんとこの酒屋で取って往けとおおきなこと言うから直ぐ其家そこうちで初公の名前で持て来たのだ。それだけあれば四五日はるだろう
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)