“俺家(おらえ)” の例文
「ほんでえ、俺家(おらえ)の婆様(ばんさま)にも豆買いでもさせんべかな。」とお婆さんの伜(せがれ)の治助は笑いながら言った。
蜜柑 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
俺家(おらえ)のたけ子奴(め)病気だどって帰って来た
百姓仁平 (新字新仮名) / 今野大力(著)
、俺家(おらえ)さ飼って置げるなんて、神様のお授けのようだなあ。粗末には出来ねえぞ。部落の奴等は、なんとかかんとか言うげっとも、やはり、高木の旦那は腹が大きいなあ。偉い人だよ。
馬 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
この通り、俺家(おらえ)ど言うもの、稼ぐ者ってば、俺とお前ばかりだべ。母(がが)は母で病身だし、他(ほか)は、年寄りわらしばんだ。——そして、貴様になど、どんなことあったって、受かりこなどねえんだ。
緑の芽 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「お父(ど)う! 俺家(おらえ)でも馬一匹飼わねえが? どんなのでもいいがら。」
馬 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)