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繁叩
ふりがな文庫
“繁叩”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しばたた
66.7%
しばたゝ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばたた
(逆引き)
彼女の
唇
(
くちびる
)
を
洩
(
も
)
れるものは、自己の体面を飾る強弁よりほかに何もあるはずがないと、僕は固く信じていたからである。彼女は
濡
(
ぬ
)
れた
睫毛
(
まつげ
)
を二三度
繁叩
(
しばたた
)
いた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
聞くより、わッと泣き出すかと思いのほか、藤十郎は、眼を
繁叩
(
しばたた
)
きながら、頷いて
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
繁叩(しばたた)の例文をもっと
(4作品)
見る
しばたゝ
(逆引き)
近所の鷄の鳴く時分までうつら/\と細目を
繁叩
(
しばたゝ
)
きつゞけて寢付けないやうな不眠の夜が幾日もつゞいた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
香
(
にほひ
)
よき
寂寞
(
せきばく
)
のなか、
二人
(
ふたり
)
の黒き
睫
(
まつげ
)
は
繁叩
(
しばたゝ
)
き
虱とるひと
(旧字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
繁叩(しばたゝ)の例文をもっと
(2作品)
見る
繁
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
叩
漢検準1級
部首:⼝
5画
“繁”で始まる語句
繁
繁昌
繁々
繁茂
繁華
繁盛
繁殖
繁吹
繁文縟礼
繁多
“繁叩”のふりがなが多い著者
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
嘉村礒多
佐左木俊郎
久生十蘭
夏目漱石