“しばたゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屡叩30.0%
30.0%
繁叩20.0%
屡瞬10.0%
數瞬10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なさるべしといと忠實まめやかに申けるにぞ父母ふたおや其切そのせつなる心に感じ眼を屡叩しばたゝ然程迄さほどまで我が身を捨ても親をすくはんとは我が子ながらも見上たりかたじけなしとお文の脊中せなか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「僕か?」と少年は眠むさうに眼をしばたゝき乍ら
不思議な船 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
にほひよき寂寞せきばくのなか、二人ふたりの黒きまつげ繁叩しばたゝ
屡瞬しばたゝき是お節其方そなたは此九助と夫婦に成たるは前世ぜんせよりの惡縁ならん我は天地の神祇しんぎ照覽せうらんあれ人など殺せし覺えは露聊つゆいさゝかもなきなれど是皆伯父九郎兵衞が惡巧わるたくみより無實の罪におちいる事と推量すゐりやうはなしながら證據しようこなき故辯解いひわけたゝず是と云も先立れし親々への孝行と思ばこそ不義淫奔いたづらせし先妻せんさいお里憎ひ奴とは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まつ風前ふうぜん燈火ともしびの如くあは墓無はかなき有樣なり皆々は目を數瞬しばたゝ念佛ねんぶつとなへ夜の明るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)