-
トップ
>
-
しばたゝ
語句 | 割合 |
屡叩 | 30.0% |
瞬 | 30.0% |
繁叩 | 20.0% |
屡瞬 | 10.0% |
數瞬 | 10.0% |
|
成るべしと
最忠實に申けるにぞ
父母は
其切なる心に感じ眼を
屡叩き
然程迄我が身を捨ても親を
救はんとは我が子ながらも見上たり
忝けなしとお文の
脊中を
「僕か?」と少年は眠むさうに眼を
瞬き乍ら
香よき
寂寞のなか、
二人の黒き
睫は
繁叩き
屡瞬き是お節
其方は此九助と夫婦に成たるは
前世よりの惡縁ならん我は天地の
神祇も
照覽あれ人など殺せし覺えは
露聊かもなきなれど是皆伯父九郎兵衞が
惡巧みより無實の罪に
陷る事と
推量はなしながら
證據なき故
辯解立ず是と云も先立れし親々への孝行と思ばこそ不義
淫奔せし
先妻お里憎ひ奴とは
待は
風前の
燈火の如く
哀れ
墓無有樣なり皆々は目を
數瞬き
念佛を
唱へ夜の明るを