“しばた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新発田54.8%
柴田19.4%
19.4%
屡叩3.2%
芝田3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その勢いに撃退されて、柿崎和泉の隊はいちど四散したが、同じ上杉方の新発田しばた尾張守の隊が、諸角隊の側面を撃って来た。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じ著者が越後の新発田しばたへ旅行したことがあるらしく、南国の蝙蝠に関聯して、雪国で見た陰鬱な蝙蝠の思ひ出を語つてゐる。
気候と郷愁 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
「ご好意はかたじけないが、さようなものはじぶんにとってしゅうもない。持ちかえって、柴田しばたどのへお土産みやげとなさるがましです」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この事態にたいしては、花隈はなくまの熊も、生田の万も、また柴田しばた牟礼むれ、浮田などのやからも、もはや仲間喧嘩はしていられなくなった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうして上げて、貴方あなた、そうして上げて頂戴ちょうだい! と、私の方を向いている妻の眼が、しばたいている。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
彼女は唇を絶えずしめし、眼を異様にしばたたいて、その高まりゆく情熱から逃れようとしたが、無駄だった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そして再び机の前に坐ると、ぢつと洋燈の火を瞶めて、時々氣が附いた樣に長い睫毛を屡叩しばたいてゐた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
芝田しばたさんは、このおさまった御代みよに、おいはぎなどが、やたらにいるものではないことをきかせました。
和太郎さんと牛 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
おまわりさんの芝田しばたさんは、なにか事件でも起こったかと、電燈の下であわてて黒いズボンをはき、サーベルを腰につるしながらりてきました。
和太郎さんと牛 (新字新仮名) / 新美南吉(著)