“添状”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そえじょう57.1%
そへじやう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「上杉どのから、六波羅の御内人おうちびとへ、よい伝手つてを計らわせ給えと、細やかなお添状そえじょう。……それをいただいておりますれば」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『新編鎌倉志』には、江島の神宝蛇角二本長一寸余り、慶長九年うるう八月十九日、羽州うしゅう秋田常栄院尊竜という僧、伊勢まいりして、内宮辺で、蛇の角を落したるを見て、拾うたりと添状そえじょうありとて図を出す。
「いや、三年ほど前、名古屋から添状そへじやうを持つて來た男だが、よく氣の付く働き者で、今では支配人の片腕のやうになつて居ますよ」
かまゆる手續てつゞきに掛らんとて常樂院の別懇べつこん南藏院なんざうゐんいふ江戸芝田しばた町に修驗者しゆけんじやあれば此者方へ常樂院じやうらくゐん添状そへじやうを持せ本多源右衞門ほんだげんゑもんに金子を渡しまづ江戸表へ下しける源右衞門は道中を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)