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『おしの』
ふりがな文庫
『
おしの
(
)
』
ここは南蛮寺の堂内である。ふだんならばまだ硝子画の窓に日の光の当っている時分であろう。が、今日は梅雨曇りだけに、日の暮の暗さと変りはない。その中にただゴティック風の柱がぼんやり木の肌を光らせながら、高だかとレクトリウムを守っている。それから …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1923(大正12)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
甘
(
うまし
)
一巻
(
ひとま
)
後
(
うし
)
見下
(
みさ
)
直
(
ただち
)
下
(
もと
)
止
(
とど
)
関
(
かかわ
)
乳香
(
にゅうこう
)
仕
(
つか
)
効験
(
こうけん
)
口惜
(
くちお
)
怒
(
いかり
)
怯
(
お
)
来
(
こ
)
神父
(
しんぷ
)
蒼
(
さお
)
仄暗
(
ほのくら
)
修覆
(
しゅうふく
)
医方
(
いほう
)
厳
(
おごそ
)
好
(
よ
)
床
(
ゆか
)
後
(
のち
)
憐
(
あわれ
)
承
(
うけたまわ
)
磔木
(
はりき
)
若衆
(
わかしゅ
)
遣
(
つか
)
間
(
あいだ
)
険
(
けん
)
霊魂
(
れいこん
)
頑
(
かたく
)
一番
(
いちばん
)
下唇
(
したくちびる
)
乳房
(
ちぶさ
)
今年
(
ことし
)
会釈
(
えしゃく
)
佇
(
たたず
)
位牌
(
いはい
)
倅
(
せがれ
)
偶像
(
ぐうぞう
)
全
(
まった
)
八幡
(
はちまん
)
冥護
(
みょうご
)
処女
(
おとめ
)
刺
(
さ
)
勿体
(
もったい
)
南蛮
(
なんばん
)
博士
(
はかせ
)
博奕
(
ばくち
)
厩
(
うまや
)
去
(
さ
)
反
(
そ
)
取柄
(
とりえ
)
右手
(
めて
)
合戦
(
かっせん
)
合掌
(
がっしょう
)
咎
(
とが
)
咳
(
せき
)
唖
(
おし
)
噂
(
うわさ
)
垂
(
た
)
基督
(
キリスト
)
堕落
(
だらく
)
変化
(
へんげ
)
夕餉
(
ゆうげ
)
大体
(
だいたい
)
大声
(
おおごえ
)
天主
(
てんしゅ
)
天神
(
てんじん
)
太刀
(
たち
)
如来
(
にょらい
)
妃
(
きさき
)
始末
(
しまつ
)
宗旨
(
しゅうし
)
崇
(
あが
)
左手
(
ゆんで
)
差
(
さ
)
後家
(
ごけ
)
微笑
(
ほほえ
)
徹
(
とお
)
念珠
(
ねんじゅ
)
悪鬼
(
あっき
)
惑
(
まど
)
惘気
(
あっけ
)
惧
(
おそ
)
想
(
おも
)
慇懃
(
いんぎん
)
憎悪
(
ぞうお
)
憑
(
つ
)
戒
(
いまし
)
扇
(
おうぎ
)
手頸
(
てくび
)
抑
(
おさ
)
指
(
さ
)
挟
(
はさ
)
捧
(
ささ
)
斬
(
き
)
暈
(
かさ
)