“乳香”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にうかう40.0%
にふかう20.0%
にゅうこう20.0%
にゆうかう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工學士こうがくしから音信おとづれして、あれは、乳香にうかうであらうとふ。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
乳香にふかうの水したたらす。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
衆徳しゅうとく備り給う処女おとめマリヤに御受胎ごじゅたいを告げに来た天使のことを、うまやの中の御降誕のことを、御降誕を告げる星を便りに乳香にゅうこう没薬もつやくささげに来た、かしこい東方の博士はかせたちのことを
おしの (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
東の国の博士たちはクリストの星の現はれたのを見、黄金や乳香にゆうかう没薬もつやくを宝のはこに入れて捧げて行つた。が、彼等は博士たちの中でもわづかに二人か三人だつた。
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)