“にゅうこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
入寇28.6%
乳香14.3%
入晃14.3%
入港14.3%
入貢14.3%
入黌14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ダッタンの入寇にゅうこうとか、反乱とか、コンスタンチノープル陥落以後の東方との交通途絶とかいう、もろもろの事件の結果、わが国においてはこの制度が忘れられて
衆徳しゅうとく備り給う処女おとめマリヤに御受胎ごじゅたいを告げに来た天使のことを、うまやの中の御降誕のことを、御降誕を告げる星を便りに乳香にゅうこう没薬もつやくささげに来た、かしこい東方の博士はかせたちのことを
おしの (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その理由わけもわかるであろうから、そのとき自分たち母娘は、この日光造営方の工人の一人、彫刻名人作阿弥の身寄りの者で、彼をたずねて入晃にゅうこうしたということを、申しあげればよい……。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
さて今や、当日たった一そう入港にゅうこうする外国帰りの汽船コレヤ丸が港外に巨影を現した。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかしこの土地はその昔、原住民の酋長しゅうちょうによって支配せられ、シナの明朝みんちょうに封ぜられて王となって、爾来じらい引きつづいて燕京えんけい入貢にゅうこうしていたが、のちにシャムに併合せられた。
マレー俳優の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
昌平坂学問所へ入黌にゅうこうすると同時に、秀才とはどういうものかということを知り、またその数の少ないことを知って心からおどろいた。
日本婦道記:おもかげ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)