“酋長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうちょう75.0%
しうちやう13.9%
おさ2.8%
しゆうちやう2.8%
しゆうちよう2.8%
オツテナ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酋長しゅうちょうのむすこがライオンに食われる場面がある。あれはどうも映画師がほとんど計画的に食わせるように思われて不愉快であった。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「トバスキー酋長しうちやう、徳望あり。眼光炯々けいけいたるも物を言ふこと少しく遅し、ゲンゾスキー財産家、物を言ふこと少しく遅けれども眼光炯々たり。」
吉野上市かみいち井光いひかりとか、磐排分いわおしわけの子などという土人の酋長おさが、お従いしたものでございまするし、壬申じんしんの乱のみぎりには、吉野を出られました大海人おおあま皇子みこ、天武の帝でございまするが
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そして部落コタンではその人をやがて酋長しゆうちやうの候補者にしよう
熊捕り競争 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
ですから當時とうじにおいてすで協同一致きようどういつちして爲事しごとをするひとつの團體だんたい社會しやかいといふものが出來できてをり、またそれを支配しはいしてかしら、すなはち酋長しゆうちようのようなものがなくては
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
僕はまた生命いのちを君に助けてもらつた。僕はもうその恩を返へす見込みはない。だから鉄砲も酋長オツテナの候補者も、君のものだ、僕がしたことはみないけなかつた。僕はすつかり君に降参する。
熊捕り競争 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)