“壬申”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんしん78.6%
みずのえさる21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上宮王家滅びて三十余年にして壬申じんしんの乱起り、漸く平定した後の奈良朝時代には、蘇我に代って藤原一族の擅権がはじまっている。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
宝暦十二年壬申じんしん三月十一日越後国新潟に生れその地の儒医高田仁庵につきて詩書を学び、少壮江戸に出で亀田鵬斎かめだほうさいの門に入った。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
また伊波禮部をお定めなさいました。天皇は御年六十四歳、壬申みずのえさるの年の正月三日にお隱れになりました。御陵はモズにあります。
千古にしるすべきその日その年、まさに漢の献帝けんていが代の初平三年壬申みずのえさる、四月二十二日の真昼だった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)