“献帝”の読み方と例文
読み方割合
けんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都に還ると、献帝けんていはいよいよ彼を怖れ給うて、自身、鸞輿らんよに召して、凱旋軍がいせんぐんを迎え、曹操を重んじて、漢の相国しょうこく蕭何しょうかの如くせよと仰せられた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
千古にしるすべきその日その年、まさに漢の献帝けんていが代の初平三年壬申みずのえさる、四月二十二日の真昼だった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曹操が今日の成功をおさめ得た重大な機略の根本は、なんといっても朝廷の危急に際して、献帝けんていのお身をいち早くこの許都きょとへ奉迎したことにあるが——それも荀彧が最初から
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)