“献言”の読み方と例文
旧字:獻言
読み方割合
けんげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤吉郎なども、時折、信長の前へ出て、何か献言けんげんでもしていると、側にいて聞いている犬千代が、にやりと、口端くちばたくぼを作る。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉が、三木城へ、弟を入れて、ここを引き払ったのは、彼の意志でなく、もっぱら官兵衛孝高よしたか献言けんげんによるところが多かった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駒を返して、ふたたび秀吉にまみえ、前線諸陣地を一巡して気づいた兵の配備上のことや、また重要な一策を献言けんげんした。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)