“けんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
献言52.6%
顕現21.1%
権限15.8%
建元5.3%
獻言5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉が、三木城へ、弟を入れて、ここを引き払ったのは、彼の意志でなく、もっぱら官兵衛孝高よしたか献言けんげんによるところが多かった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奇怪な神秘の顕現けんげん慄然りつぜんとしながら、今、彼の魂は、北国の冬の湖の氷のように極度に澄明ちょうめいに、極度に張りつめている。それはなおも、埋没まいぼつした前世の記憶の底を凝視ぎょうしし続ける。
木乃伊 (新字新仮名) / 中島敦(著)
申立もうしたて拒否きょひしたとなつたら、それをいてわせる権限けんげん警察けいさつにもない。訊問じんもんはこれ以上いじょうにはあまりすすまなかつた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
司馬氏はもとしゅうの史官であった。後、しんに入り、しんに仕え、かんの代となってから四代目の司馬談しばたんが武帝に仕えて建元けんげん年間に太史令たいしれいをつとめた。この談が遷の父である。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
それでは、野見宿禰のみのすくね獻言けんげんしてつくした埴輪はにわ土偶どぐうとはべつに、すでに三千ねんぜん太古たいこおいて、土偶どぐうつくられてつたのですね