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顕現
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けんげん
ふりがな文庫
“
顕現
(
けんげん
)” の例文
その正面こそ大同電力の白い白いダム
堰堤
(
えんてい
)
である。古典的の
幽邃
(
ゆうすい
)
と
奇峭
(
きしょう
)
とはここに変転して、近代の白と
灰銀
(
かいぎん
)
との一大コンクリート風景を
顕現
(
けんげん
)
する。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
奇怪な神秘の
顕現
(
けんげん
)
に
慄然
(
りつぜん
)
としながら、今、彼の魂は、北国の冬の湖の氷のように極度に
澄明
(
ちょうめい
)
に、極度に張りつめている。それはなおも、
埋没
(
まいぼつ
)
した前世の記憶の底を
凝視
(
ぎょうし
)
し続ける。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
だから、人間こそは、最も
巨
(
おお
)
きな
顕現
(
けんげん
)
と行動をする——しかも生きたる霊物ではないか。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、それこそ、時の
氏神
(
うじがみ
)
の
顕現
(
けんげん
)
のように、
囲繞
(
いにょう
)
されていたのである。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
顕
常用漢字
中学
部首:⾴
18画
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
“顕”で始まる語句
顕
顕家
顕著
顕然
顕微鏡
顕官
顕氏
顕信
顕職
顕彰