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顕職
ふりがな文庫
“顕職”の読み方と例文
旧字:
顯職
読み方
割合
けんしょく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんしょく
(逆引き)
むかし、将門が仕えた藤原忠平は、すでに六十からの老齢であり、太政大臣の
顕職
(
けんしょく
)
にあるが、政治面からはもう実際的には身を退いていた。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だから、八代吉宗公に見いだされた忠相が、江戸にでて南町奉行の
顕職
(
けんしょく
)
についたのちも、泰軒はこうして思い出したように訪ねてきては、膝をつき合わしてむかしをしのび世相を談ずる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
古来から
顕職
(
けんしょく
)
の栄位に
擢
(
ぬき
)
んでられて、却ってために、家を亡ぼし、身を害した者が史上にも多い。その
因
(
もと
)
を思うに、みな、
門閥
(
もんばつ
)
と内室のわずらいから起っておる。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
顕職(けんしょく)の例文をもっと
(5作品)
見る
“顕職”の意味
《名詞》
身分が高い官職。高官。
(出典:Wiktionary)
顕
常用漢字
中学
部首:⾴
18画
職
常用漢字
小5
部首:⽿
18画
“顕”で始まる語句
顕
顕家
顕著
顕然
顕微鏡
顕現
顕官
顕氏
顕信
顕彰
“顕職”のふりがなが多い著者
林不忘
吉川英治