“癸未”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きび33.3%
みづのとひつじ33.3%
みずのとひつじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壽阿彌の假名文は海録に讓つてこゝに寫さない。末に「文政六年癸未きび四月眞志屋五郎作新發意しんぼつち壽阿彌陀佛」と署して、邦字の華押くわあふがしてある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
癸未みづのとひつじ、皇后体不予みやまひしたまふ。すなはち皇后のめに誓願こひねがひて、初めて薬師寺をつ。りて一百の僧をいへでせしめたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
聞けば昔京師の伶人、富士と浅間というものが、喧嘩をしたということだが、今は天保癸未みずのとひつじここ一年か半年のうちには、どうでも敵を討たなければならぬ
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)