癸未きび)” の例文
壽阿彌の假名文は海録に讓つてこゝに寫さない。末に「文政六年癸未きび四月眞志屋五郎作新發意しんぼつち壽阿彌陀佛」と署して、邦字の華押くわあふがしてある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
臺石に長島氏とり、上に四人の法諡ほふしが並記してある。二人は女子、二人は小兒である。「馨譽慧光大※けいよゑくわうだいし、文政六年癸未きび十月二十七日」は別本に十二代五郎兵衞※、實は叔母しゆくぼと註してある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)