“新發意”のいろいろな読み方と例文
新字:新発意
読み方割合
しんぼち75.0%
しんぼつち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客は私一人かと思つて通ひ船に乘り込んでゐると、寺の高い石段を寶巖寺の老僧が新發意しんぼちなどに扶けられて、杖を突いて急いで降りて來られる。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
隱し念佛の亡者にならうとして居るんだぜ——お藏念佛の新發意しんぼちになつたら最後、切支丹の方からは破門で、眞つ逆樣に地獄にちると思ひ込んだことだらう。
壽阿彌の假名文は海録に讓つてこゝに寫さない。末に「文政六年癸未きび四月眞志屋五郎作新發意しんぼつち壽阿彌陀佛」と署して、邦字の華押くわあふがしてある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)