“しんぼち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シンボチ
語句割合
新発意76.9%
新發意23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正行の弟の正時まさとき、和田新発意しんぼち、同新兵衛、紀ノ六左衛門、楠木将監らのほか、正成の代からの旧臣、八木ノ入道法達だの、安間了現なども
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と店先を人々とまじって、網代の笠を冠った新発意しんぼちが、その笠をかたむけおきたを見ながら、足を早めて通って行った。
一枚絵の女 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
隱し念佛はおくら念佛といふぐらゐだ。上總屋は小さい孫二人をその日新發意しんぼち(自己催眠さいみんになる一種の得道)にするつもりで、晴着を着せて土藏の中へ呼んだのだ。
「まア、錢形の親分が坊主に——ホ、ホ、飛んだ可愛らしい新發意しんぼちが見られるでせうよ」