“老酋長”の読み方と例文
読み方割合
ろうしゅうちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見知り越しの老酋長ろうしゅうちょうの所へ寄ったが、此の前会った時とは打って変って、若々しく活気づいて見えた。少し休んで一緒にスルイを吸う。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ドイツのある偉い祈祷きとう医師がこの場所に魔法をかけたのだというものもあるが、またあるものは、ヘンドリック・ハドソン船長がこの土地を発見するよりも前に、インディアンの老酋長ろうしゅうちょう
老酋長ろうしゅうちょうの一人が、赤銅色のしわだらけの顔に涙の筋を見せながら、——生の歓びに酔いしれる南国人の・それ故にこそ、死に対して抱く絶望的な哀傷を以て——低く眩いた。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)