“しうちやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酋長83.3%
尊長16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は土人の酋長しうちやうから大きな丸木舟をかりました。そして十六人の漕手、二人の炊事係、二人の案内人をのせ、必要な品物を充分に積み込んで、ウヂヂの岸から北へ進みました。
アフリカのスタンレー (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
肉桂は小喬木せうけうぼくで、昔は安南の宮廷用として、とされて、民間の伐採は自由ではなかつたので、山地住民のモン族の酋長しうちやうが、安南の官辺から、伐採許可証を貰つて肉桂をとりに行つたものである。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
もしうそだと思ふならば、アフリカの森林にほふり出された君や僕を想像して見給へ。勇敢なる君はホツテントツトの尊長しうちやうの王座に登るかも知れない。
解嘲 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)