『猫の事務所（ねこのじむしょ）：……ある小さな官衙に関する幻想……（……あるちいさなかんがにかんするげんそう……）』

軽便鉄道の停車場のちかくに、猫の第六事務所がありました。ここは主に、猫の歴史と地理をしらべるところでした。 書記はみな、短い黒の繻子の服を着て、それに大へんみんなに尊敬されましたから、何かの都合で書記をやめるものがあると、そこらの若い猫は、 …

著者	宮沢賢治
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約13分（500文字/分）
朗読目安時間	約22分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

尖（とがら） 頬（ほほ） 羅紗（らしや） 遺骸（ゐがい） 非（あらざ） 扉（と） 恐（こは） 頃（ごろ） 繻子（しゆす） 為（ため） 酋長（しうちやう） 工合（ぐあひ） 居（を） 愕（おど） 喧嘩（けんくわ） 即（すなは） 黒狐（くろぎつね） 鬚（ひげ） 腫（は） 膝（ひざ） 自暴（やけ） 蓋（ふた） 虎猫（とらねこ） 要（い） 誰（たれ） 馬鹿（ばか） 風邪（かぜ） 獅子（しし） 機嫌（きげん） 函館（はこだて） 卓（テーブル） 叩（たた） 射（さ） 挨拶（あいさつ） 撫（な） 斯（か） 椀（わん） 椅子（いす） 筈（はず） 炯々（けいけい） 煤（すす） 狸（たぬき） 云（い） 瓶（びん） 白猫（しろねこ） 竃猫（かまねこ） 竈（かまど）