“虎猫”の読み方と例文
読み方割合
とらねこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとへば、ある日となりの虎猫とらねこが、ひるのべんたうを、机の上に出してたべはじめようとしたときに、急にあくびに襲はれました。
ねこほうも、「そらた。」というなり、三毛猫みけねこ虎猫とらねこ黒猫くろねこ白猫しろねこ、ぶちねこ、きじねこ、どろぼうねこやのらねこまで、これも一門いちもんのこらずきばをとぎそろえてかっていきました。
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
三毛猫はすぐ立てばいいのを、骨惜みして早速前に虎猫とらねこのやつた通り、両手を机越しに延ばして、それを拾ひ上げようとしました。今度もやつぱり届きません。