“薔薇乳香”の読み方と例文
読み方割合
ローゼン・ヴァイラウフ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり、薔薇乳香ローゼン・ヴァイラウフという一言は、貴方の心中、奥深くに潜んでいるものがあって、その有機的な影響に、違いないと結論するに至りました。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「それでは、薔薇乳香ローゼン・ヴァイラウフいた事ですか」レヴェズ氏も妙にギコちない調子で、探るように相手を見やりながら
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
つまり、予言の薫烟ヴァイスザーゲント・ラウフと云って、当時貴方の脳裡のうりに浮動していた一つの観念が、薔薇ローゼンに誘導され、そこで、薔薇乳香ローゼン・ヴァイラウフと云う一語となって意表面に現われたのでした。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)