“白薔薇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろばら61.5%
しろうばら15.4%
しろさうび7.7%
はくさうび7.7%
ホワイトローズ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物音はただ白薔薇しろばらむらがるはちの声が聞えるばかりです。白は平和な公園の空気に、しばらくはみにくい黒犬になった日ごろの悲しさも忘れていました。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
吾がかど築土ついぢはた白薔薇しろうばらおもてへは向かずこなたへと咲く
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
白薔薇しろさうびふふむはあかし修道士のひとりは前を歩みゐにけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たつと共に手を携え肩をならべ優々と雲の上にゆきあとには白薔薇ホワイトローズにおいくんじて吉兵衛きちべえを初め一村の老幼芽出度めでたしとさゞめく声は天鼓を撃つごと
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)