“しろばら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白薔薇88.9%
白書薇11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「するとこれが、踏みにじった婚礼の象徴シンボルなんですね。」法水はポケットから泥塗れにつぶれた白薔薇しろばらを取り出して
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
住吉の浦は、眼のおよぶ限り、白薔薇しろばらをつないだような波である。冬とも思えない磯の香が陽に煙っている。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白書薇しろばらの香水なんで。山の井医学士夫人、子爵山河内定子は、いつでもこの香水の薫がする。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)