“修覆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しうふく30.8%
しゅうふく23.1%
しゆふく23.1%
しゅふく7.7%
しゆうふく7.7%
なお7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論其時分は春日かすがやしろも今のやうに修覆しうふくが出来なかつたし、全体がもつと古ぼけてきたなかつたから、それだけよかつたといふわけだ。
一番気乗のする時 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
海念坊は不動堂を修覆しゅうふくするとき、講中の金の寄りが悪いので、ツイ高利と知りながら借りた金だが、大口の寄付の当てが外れて、今ではどうすることもできない
銭形平次捕物控:130 仏敵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
信心には限りがない、建立こんりふ修覆しゆふくの場合隨分五十兩百兩と寄進する人もないとは申されぬが、賽錢箱へ小判で五兩は、あまり聽いたことがないことぢや
船の修覆しゅふくの材料となし、獣類魚類さては木の実を捜して命をつなぐ工夫が肝腎かんじん、ウム、向うに見えるは鳥なるべし
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いや、そんなものは無いよ。石垣が一つでもゆるんでゐて、中に千兩箱でも隱してあると面白いんだが——近頃修覆しゆうふくしたばかりで、何んの細工も無いところを
母子二人倒死のたれじにするまでも、腹の中をからにして往生するにもしろ、以前、我が家のさかつた頃、台所から這ひずつて来て、親父の指の先に転がされて働いた奴等の下職人したとはなつて、溝板修覆なおしや
もつれ糸 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)