“修善寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅぜんじ68.4%
しゆぜんじ26.3%
しゅうぜんじ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
修善寺しゅぜんじにいる間は仰向あおむけに寝たままよく俳句を作っては、それを日記の中にんだ。時々は面倒な平仄ひょうそくを合わして漢詩さえ作って見た。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
湯治たうぢ幾日いくにち往復わうふく旅錢りよせんと、切詰きりつめた懷中ふところだし、あひりませうことならば、のうちに修善寺しゆぜんじまで引返ひきかへして、一旅籠ひとはたごかすりたい。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
(明治四十一年)九月の末におくればせの暑中休暇を得て、伊豆いず修善寺しゅうぜんじ温泉に浴し、養気館の新井あらい方にとどまる。所作為しょざいのないままに、毎日こんなことを書く。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)