“修禅寺”の読み方と例文
旧字:修禪寺
読み方割合
しゅぜんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頼朝が逝去せいきょするとともに、頼家が家督かとくを相続したが、朋党ほうとう軋轢あつれきわざわいせられて、わずかに五年にして廃せられ、いで伊豆の修禅寺しゅぜんじ刺客しかくの手にたおれた。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
午後三時ふたたび出て修禅寺しゅぜんじに参詣した。名刺を通じて古宝物こほうもつの一覧を請うと、宝物は火災をおそれて倉庫に秘めてあるから容易に取出すことは出来ない。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
伊豆の修禅寺しゅぜんじの奥の院は、いろは仮名四十七、道しるべの石碑をなわて、山の根、村口に数えて、ざっと一里余りだと言う、第一のいの碑はたしかその御寺の正面
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)