“東禅寺”の読み方と例文
旧字:東禪寺
読み方割合
とうぜんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といふと人事ひとごとのやうに聞えるが、サア・オルコツクの住んでゐた品川しながは東禅寺とうぜんじにも浪士が斬り込んで、何人かの死傷を生じた事件もある。
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
東禅寺とうぜんじ門前あたりから飛び出した遊び人風の男が一人、一生懸命に先を急ぐ八五郎にドカンと突き当ると、いきなり火のつくような剣突きを喰わせるのです。
排外を意味する横浜襲撃が諸浪士によって企てられているとのうわさは幾回となく伝わったばかりでなく、江戸高輪たかなわ東禅寺とうぜんじにある英国公使館は襲われ、外人に対する迫害沙汰ざた頻々ひんぴんとして起こった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)