“勧修寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんじゅじ80.0%
かんじゆじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、中西弥惣兵衛が勧修寺かんじゅじの池のほとりで、挙動のあやしい非人をとらえてただしてみた結果、思いがけなく手に入った、旅川周馬の筆跡である。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勧修寺かんじゅじに隠れていた成法已講じょうほういこうが探し出されて、御斎会の儀はとどこおりなく済んだのであった。
荒廃した大きな寺があり、勧修寺かんじゆじとあつて、この寺は醍醐天皇が御生母藤原胤子のみまかりたまふたのを悲しみ、陵のかたはらに一宇を建立して、朝夕菩提を弔はせたまふたものであるといふ。
醍醐の里 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)