“かんじゅじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勧修寺80.0%
観修寺20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝よげに見える東山の、まろらの姿は薄墨うすずみよりも淡く、霞の奥所にまどろんでおれば、知恩院ちおんいん聖護院しょうごいん勧修寺かんじゅじあたりの、寺々の僧侶たちも稚子ちごたちも、安らかにまどろんでいることであろう。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
とばかり追撃また追撃して——一部は木幡こばたから醍醐路だいごじへと追いまくし京の阿弥陀ヶ峰の東に出で、また他の一部隊は、小野から勧修寺かんじゅじを追いかけて七条へ突入した。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
観修寺かんじゅじの方から役向と覚しい二三の両刀がやって来ると、何をうろたえたか、このけったいな野郎が、この金袋をおいらにほうりつけて一目散に逃げてしまった。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)