トップ
>
『醍醐の里』
ふりがな文庫
『
醍醐の里
(
だいごのさと
)
』
三年ほど前の早春、自分が京都に住むことになつてものの二週間とたたないうちに、突然小田嶽夫君が訪ねてくれた。 小田君は上海旅行の途中で、京都は始めてだと言つてゐたが、自分を訪ねる前に見物してきたばかりの醍醐寺に、よほど感心したらしく、早速ポケ …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「若草 第一五巻第一〇号」1939(昭和14)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
巧
(
たくみ
)
上海
(
シャンハイ
)
寛蓮
(
かんれん
)
真物
(
ほんもの
)
退下
(
たいげ
)
陵
(
みささぎ
)