勧修寺かんじゆじ)” の例文
荒廃した大きな寺があり、勧修寺かんじゆじとあつて、この寺は醍醐天皇が御生母藤原胤子のみまかりたまふたのを悲しみ、陵のかたはらに一宇を建立して、朝夕菩提を弔はせたまふたものであるといふ。
醍醐の里 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)