“善光寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんこうじ71.4%
ぜんくわうじ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「母はあした善光寺ぜんこうじもうでに立つ筈だ、往き来に三日はかかるのが毎年の例になっている、そのあいだにたのむ」
日本婦道記:藪の蔭 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「それよか、善光寺ぜんこうじ境内けいだいに元祖藤八拳とうはちけん指南所という看板が懸っていたには驚ろいたね、長さん」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
信者しんじや善光寺ぜんくわうじ身延みのぶ順礼じゆんれいるほどなねがひだつたのが、——いざ、今度こんど、ととき信仰しんかうにぶつて、遊山ゆさんつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さては我をみちびきたる也と熊のさりし方を遥拝ふしをがみかず/\礼をのべ、これまつたく神仏の御蔭おかげぞとお伊勢さま善光寺ぜんくわうじさまを遥拝ふしをがみうれしくて足の蹈所ふみどもしらず、火点頃ひとぼしころ宿へかへりしに