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修善寺
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しゆぜんじ
ふりがな文庫
“
修善寺
(
しゆぜんじ
)” の例文
湯治
(
たうぢ
)
を
幾日
(
いくにち
)
、
往復
(
わうふく
)
の
旅錢
(
りよせん
)
と、
切詰
(
きりつ
)
めた
懷中
(
ふところ
)
だし、あひ
成
(
な
)
りませう
事
(
こと
)
ならば、
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
のうちに
修善寺
(
しゆぜんじ
)
まで
引返
(
ひきかへ
)
して、
一旅籠
(
ひとはたご
)
かすりたい。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「ちと君に頼みたい事があつてね、——実は二三日保養
旁
(
かたがた
)
、
修善寺
(
しゆぜんじ
)
か
湯河原
(
ゆがはら
)
へ小説を書きに
行
(
ゆ
)
きたいんだが、……」
塵労
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
伊豆では
修善寺
(
しゆぜんじ
)
、そこは何と言つても好い温泉場であつた。胃腸に効能があるばかりでなく、あたりのさまがいかにも静かで、すつかり心を落附かせることが出来た。
女の温泉
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
が、
取立
(
とりた
)
てて
春雨
(
はるさめ
)
のこの
夕景色
(
ゆふげしき
)
を
話
(
はな
)
さうとするのが
趣意
(
しゆい
)
ではない。
今度
(
こんど
)
の
修善寺
(
しゆぜんじ
)
ゆきには、お
土産話
(
みやげばなし
)
が
一
(
ひと
)
つある。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
が、
菜
(
な
)
の
花
(
はな
)
や
薄
(
すゝき
)
の
上
(
うへ
)
をすらすらと、すぐに
修善寺
(
しゆぜんじ
)
へついて、
菖蒲湯
(
あやめのゆ
)
に
抱
(
だ
)
かれるやうな、
優
(
やさ
)
しいのではない。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
……
九時五十分
(
くじごじつぷん
)
かの
終汽車
(
しまひぎしや
)
で、
東京
(
とうきやう
)
を
出
(
で
)
るんです。……
靜岡
(
しづをか
)
へ、
丁
(
ちやう
)
ど、
夜
(
よ
)
あけに
着
(
つ
)
きますから。
其
(
それ
)
だと、どつちを
見
(
けん
)
ぶつしても、
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
のうちに
修善寺
(
しゆぜんじ
)
へ
參
(
まゐ
)
られますよ。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
雨
(
あめ
)
の
晴
(
は
)
れた
朝
(
あさ
)
である。
修善寺
(
しゆぜんじ
)
の
温泉宿
(
をんせんやど
)
、——
館
(
くわん
)
の
家族
(
かぞく
)
の
一婦人
(
いちふじん
)
と、
家内
(
かない
)
が
桂川
(
かつらがは
)
の
一本橋
(
いつぽんばし
)
向
(
むか
)
うの
花畑
(
はなばたけ
)
へ
連立
(
つれだ
)
つて、
次手
(
ついで
)
に
同家
(
どうけ
)
の
控
(
ひかへ
)
の
別莊
(
べつさう
)
——あき
屋
(
や
)
である——を
見
(
み
)
せて
貰
(
もら
)
つた、と
言
(
い
)
つて
話
(
はな
)
した。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
修
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
善
常用漢字
小6
部首:⼝
12画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
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