修覆しゆふく)” の例文
信心には限りがない、建立こんりふ修覆しゆふくの場合隨分五十兩百兩と寄進する人もないとは申されぬが、賽錢箱へ小判で五兩は、あまり聽いたことがないことぢや
海念坊は不動堂を修覆しゆふくする時、講中の金の寄りが惡いので、ツイ高利と知りながら借りた金だが、大口の寄附の當てが外れて、今ではどうすることもできない
銭形平次捕物控:130 仏敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
寄附寄進からほどこしごと、人樣におくれを取つたことはない筈で、自慢ではないが、あたらし橋の修覆しゆふくも、ツイこの間私が一手に引受け、人樣には迷惑はかけなかつた筈でございます