屡叩しばた)” の例文
そして再び机の前に坐ると、ぢつと洋燈の火を瞶めて、時々氣が附いた樣に長い睫毛を屡叩しばたいてゐた。隣室では新坊が眼を覺まして何かむづかつてゐたが、智惠子にはそれも聞えぬらしかつた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)