“まじろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
目瞬20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というため息を胸の中に曳いて、まじろぎもせず眺め入っていた。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と苦笑していた役人達の顔までが、妙に引緊ひきしまって来て、目瞬まじろぎもしない。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十兵衞涙に浮くばかりのつぶらの眼を剥き出し、まじろぎもせでぐいと睨めしが、おゝ出来でかした出来した、好く出来た、褒美を与らう、ハッハヽヽと咽び笑ひの声高く屋の棟にまで響かせしが
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)